全長:10cm前後
生息地:ルドルーズ湖固有種
食性:雑食性
種名の由来は、顔から尾にかけての模様が、クルムがもう一尾、いるように見えることから。
また、同様の理由から、ティルトレーズやルドルーズ湖周辺の国、民族に古代から、縁起の良い(特に多産や安産)クルムとして珍重されてきた。
現代でも、本種の彫刻やぬいぐるみ、絵などが飾ってある病院(産科)が多い。ある有名な評判のいい産科病院などは、建物全体が巨大なフタゴタマクルムを模したドームになっており、その地域の観光名所になってしまっているくらいである。
妊娠中の女性のお守りとして、ポケットサイズのぬいぐるみをバッグなやポケットに入れて持ち歩くというティルトレーズの伝統も、いつの間にか世界中に広まった。
参考文献
『タマクルム大図鑑』(リルカ・アルール)
『砂海の人々とタマクルムの関係史』(ルドルーズ民族学博物館)
『縁起の良い生き物の図鑑』(マミク・ザイラ)
『クルム・ビルディング』(アード・ナディン)