ジュズリードリーン

分類:リーン
全長:30cm前後 生息地:ルグディール大陸の北部、ジュズリードなど 食性:肉食性 リーン類は、シルエットがリズディール類(竜鳥)に酷似している為、「小さなリズディール」とも呼ばれる。 尾の先は毒針。人を死に至らしめるほ......

全長:30cm前後

生息地:ルグディール大陸の北部、ジュズリードなど

食性:肉食性


リーン類は、シルエットがリズディール類(竜鳥)に酷似している為、「小さなリズディール」とも呼ばれる。

尾の先は毒針。人を死に至らしめるほどの危険な毒ではないが、刺されるとかなりの苦痛をもたらし、また、数日はほとんどその部位周辺が麻痺して動かせなくなるので、注意を要する。

とにかく、子ども達に圧倒的な人気を誇る虫である。子どもの頃にこの美しく格好良い虫に憧れ、大人になってもその憧れを忘れられず、リーン類を見るとつい、童心に帰ってしまうという人は多い。その中でもジュズリードリーンは、ラヴェニールリーンやルグディールブラッドリーンなどと並び、特に人気の高い種である。

セレンディール文明以前のレゴールなどでは、ステータスシンボルとして貴族や富裕層に絶大な人気があり、一匹を入手するために豪邸を建てられるほどの巨額を費やしたという。この為、リーン類専門のハンターもいた。命懸けだが、リーンを捕獲し、持ち帰ることができれば多大な富と名誉、時には貴族の身分を得ることすらあるほどの見返りがあったため、多くのならず者や野心家がルグディール大陸に渡り、その多くがアルナディールなどの猛獣などに襲われ、命を落とした(ミーレイ・イスト『リーン・ハンター』、リーズ・ヴァナー『リーン狂い』など参照)。

そのような歴史的経緯もあり、リーンには「富」「虚栄心」「欲望」などのイメージが付与されてきたため、そうした意味を持つことわざや格言、民話などが非常に多い。


参考文献

『リーン大図鑑』(ラディール生物大学付属リーン研究所)

『リーン事典』(レゴール国立中央リーン博物館)

『リーンハンター名簿』(レゴール国立中央リーン博物館)

『虚栄のリーン文化史』(レゴール国立中央リーン博物館)

『リーン・ハンター』(ミーレイ・イスト)

『リーン狂い』(リーズ・ヴァナー)

『生物種類別ことわざ辞典「リーン」』(ディレル・アーティ)


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